alert コマンド

はじめに こんにちは!今回はalertコマンドについて解説します。 alertはシステムに警告音やメッセージを送るコマンドです。スクリプト内で重要なイベントを通知したい時や、システムの異常を管理者に報せたい時に使う、ユーティリティ的なコマンドですね。 BELキャラクター(警告音)を使ったシンプルな通知機能。けっこう便利です。 alertコマンドとは alertは、ベル信号(BEL)またはメッセージを出力してシステムに警告を通知する外部コマンドです。 主にスクリプト内で使われ、重要な処理の完了や異常状態を管理者に通知します。ターミナルで警告音を鳴らしたり、デスクトップ環境ではバルーン通知を表示したりできます。実装方法はシステムによって異なります。 基本構文 1 alert [message] message: 通知メッセージ(オプション) 主なオプション alertは単純なコマンドで、オプションが少ないです。 オプション 説明 --help ヘルプを表示 --version バージョン情報を表示 使用例 例1: 基本的な警告音 1 alert 実行結果: 1 (ベル音が鳴る、または バルーン通知が表示される) シンプルに警告信号を送ります。 例2: メッセージ付き通知 1 alert "Backup completed successfully" 実行結果: 1 (ベル音と共に、またはバルーン通知で "Backup completed successfully" と表示) メッセージを含めた通知を送ります。 例3: エラー発生時の警告 1 2 3 if [ $? -ne 0 ]; then alert "Error occurred during backup!" fi 実行結果: 1 (エラー発生時にアラート) エラー時に警告を発します。 例4: ログファイルの監視 1 2 3 4 5 tail -f /var/log/syslog | while read line; do if [[ $line == *"ERROR"* ]]; then alert "ERROR detected: $line" fi done 実行結果: ...

2026年1月3日 · 2 分 · 394 文字 · 須藤権限

lsblkコマンド | ブロックデバイス情報の表示

はじめに こんにちは!今回はlsblkコマンドについて解説します。 lsblkはブロックデバイス(ディスク、パーティションなど)の情報をツリー形式で表示するコマンドです。fdisk -lやparted -lと比べると、格段に見やすい表示が特徴ですね。 ディスクやパーティション、マウント情報をサッと確認したいときに、めっちゃ便利です! lsblkコマンドとは lsblkは、システムに接続されているブロックデバイス(ディスク、パーティション、ループバイスなど)の情報をツリー形式で表示する外部コマンドです。“list block devices"の略ですね。 自動的にディスク→パーティション→マウントポイントという親子関係を表示するので、ディスク構成が一目瞭然。最新のLinuxディストリビューションにはデフォルトで含まれている実用的なコマンドです。 基本構文 1 lsblk [オプション] [デバイス名] オプションやデバイス名を指定しないと、すべてのブロックデバイスを表示します。 主なオプション オプション 説明 -a すべてのデバイスを表示(空のものも) -d デバイスのみ表示(パーティション非表示) -f ファイルシステムのタイプを表示 -o 表示カラムを指定 -p パス形式で表示 -t タイプで絞り込み -J JSON形式で出力 使用例 例1: すべてのブロックデバイスを表示 1 lsblk 実行結果: 1 2 3 4 5 6 7 NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT sda 8:0 0 100G 0 disk ├─sda1 8:1 0 1G 0 part /boot └─sda2 8:2 0 99G 0 part / sdb 8:16 0 500G 0 disk └─sdb1 8:17 0 500G 0 part /mnt/data sr0 11:0 1 1024M 0 rom デフォルト表示。ツリー形式でディスク構成が表示されます。 ...

2026年1月3日 · 3 分 · 573 文字 · 須藤権限

sleepコマンド

はじめに こんにちは!今回はsleepコマンドについて解説します。 sleepは、指定した時間だけプログラムの実行を待機(スリープ)させるコマンドです。スクリプトで遅延処理が必要な時に活躍します。 シンプルですが、スクリプトを書くなら必須レベルで使いますよ。 sleepコマンドとは sleepは、指定された時間の間プロセスを停止する外部コマンドです。 主な使い道: スクリプトの遅延処理 - 特定の時間待機 リトライロジック - 失敗時に数秒待ってリトライ ポーリング処理 - 定期的に処理を繰り返す 処理の分散 - 複数プロセスの実行タイミングを制御 タイムアウト組み合わせ - タイムアウト機能の実装 時間単位は秒(s)、分(m)、時間(h)、日(d)で指定可能です。 基本構文 1 sleep 時間[単位] デフォルトは秒です。sleep 5なら5秒待機します。 主なオプション 単位 説明 例 (なし) 秒 sleep 5 s 秒 sleep 5s m 分 sleep 2m h 時間 sleep 1h d 日 sleep 1d 複数単位の組み合わせも可能:sleep 1h30m 使用例 例1: 5秒待機 1 2 3 echo "処理開始" sleep 5 echo "5秒経過しました" 実行結果: 1 2 3 処理開始 (5秒待機) 5秒経過しました 最もシンプルな使い方。 ...

2026年1月3日 · 3 分 · 482 文字 · 須藤権限

printfコマンド

はじめに こんにちは!今回はprintfコマンドについて解説します。 printfは、フォーマットを指定して出力するコマンドです。C言語のprintfと同じような機能を持っていて、めっちゃ便利ですよ。 echoよりも柔軟な出力ができるので、スクリプトやログ出力で活躍します。 printfコマンドとは printfは、指定されたフォーマット文字列に従って、整形されたテキストを出力する組み込みコマンドです。 主な特徴: フォーマット指定 - %d(整数)、%s(文字列)、%f(浮動小数点数)など エスケープシーケンス対応 - \n(改行)、\t(タブ)など パディング・精度制御 - 桁数や小数点以下の桁数を指定可能 複数引数対応 - 複数の値を一度にフォーマット出力 echoと違って改行を自動で入れないので、より細かい制御ができます。 基本構文 1 printf フォーマット文字列 [引数1] [引数2] ... フォーマット文字列に%で始まる形式指定子を含めます。 主なオプション フォーマット 説明 %s 文字列 %d 整数(10進数) %x 16進数(小文字) %X 16進数(大文字) %f 浮動小数点数 %e 指数表記 %c 1文字 %% リテラルな% パディング・精度: 形式 説明 %5s 5文字分の幅で右寄せ %-5s 5文字分の幅で左寄せ %05d 5桁の整数(0パディング) %.2f 小数点以下2桁 使用例 例1: 基本的な文字列出力 1 printf "Hello, World!\n" 実行結果: 1 Hello, World! 最もシンプルな使い方。\nで改行します。 ...

2026年1月3日 · 2 分 · 350 文字 · 須藤権限

envコマンド

はじめに こんにちは!今回はenvコマンドについて解説します。 envは環境変数を表示・設定・実行するコマンドです。シェルの環境変数を確認したり、特定の環境変数を設定した状態でプログラムを実行したりできます。 環境設定って、何かやることが多いんですが、このコマンドで簡単に管理できますよ。 envコマンドとは envは、環境変数を操作・表示する外部コマンドです。 主な使い方は3つあります: 環境変数をすべて表示 - 現在の環境に設定されている変数を一覧表示 環境変数を設定して実行 - 特定の環境変数を設定した状態でプログラムを実行 環境変数をクリアして実行 - 環境変数をすべてクリアした状態でプログラムを実行 使い道が多くて、実務的に活躍するコマンドです。 基本構文 1 env [オプション] [変数=値] [コマンド] 変数を設定しない場合は、現在の環境変数をすべて表示します。 主なオプション オプション 説明 -i 環境をクリア(新しい環境変数を指定しない限り) -u 変数名 指定した環境変数を削除 -0 NUL文字で出力を区切る --ignore-environment 環境をクリア(-iと同じ) --unset=変数名 指定した環境変数を削除 使用例 例1: 環境変数をすべて表示 1 env 実行結果: 1 2 3 4 5 6 PATH=/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/sbin:/sbin HOME=/home/user USER=user SHELL=/bin/bash LANG=ja_JP.UTF-8 ...(多数の環境変数が表示される) 現在設定されているすべての環境変数を表示します。 例2: 特定の環境変数を確認 1 env | grep PATH 実行結果: 1 PATH=/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/sbin:/sbin grepと組み合わせて、特定の環境変数だけを確認できます。 例3: 環境変数を設定してコマンドを実行 1 env VAR1=hello VAR2=world printenv 実行結果: ...

2026年1月3日 · 2 分 · 255 文字 · 須藤権限

watchコマンド

はじめに こんにちは!今回はwatchコマンドについて解説します。 watchはコマンドの実行結果を定期的に表示し、その変化を監視するコマンドです。ログファイルの更新を見守ったり、システムのリソース使用状況をリアルタイムで確認したりするのに便利ですね。 topコマンドみたいに、指定したコマンドを繰り返し実行して、変化を視覚的に見せてくれる感じです。めっちゃ便利! watchコマンドとは watchは、指定したコマンドを定期的に実行し、その出力結果を画面に表示し続ける外部コマンドです。 デフォルトでは2秒ごとに実行結果を更新して表示します。ファイルの更新を監視したり、ディスク容量の変化をリアルタイムで見たり、ログファイルの最新の行を常に表示したりできます。 スクリーン全体がクリアされて、新しい実行結果が表示されるので、変化をすぐに見つけることができます。 基本構文 1 watch [オプション] コマンド コマンド: 繰り返し実行するコマンド デフォルト実行間隔: 2秒 主なオプション オプション 説明 -n 実行間隔を秒で指定(デフォルト2秒) -d 前回との差分をハイライト表示 -t タイトル行を非表示 -p スクリーンをクリアしない -c 色付け出力を有効化 -e キープレスで終了(デフォルト) -x 出力幅を指定 -y 出力高さを指定 使用例 例1: ディスク容量を監視 1 watch df -h 実行結果: 1 2 3 4 5 6 Every 2.0s: df -h Fri Jan 03 12:00:00 2026 Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/sda1 50G 30G 20G 60% / tmpfs 3.9G 0 3.9G 0% /dev/shm /dev/sda2 100G 50G 50G 50% /home ディスク使用量を2秒ごとに表示します。 ...

2026年1月3日 · 4 分 · 740 文字 · 須藤権限

man

はじめに こんにちは!今回はmanコマンドについて解説します。 manはLinuxコマンドのマニュアルを表示するコマンド。「わかんない〜」ってなった時の頼りになる相棒です。 Linuxで自力学習するなら、manコマンドは必須スキル。このコマンドなしでは、わからないことが解決できません。 manコマンドとは manは"Manual"の略で、Linuxコマンドやライブラリ関数、設定ファイルなどの詳細なマニュアルを表示する外部コマンドです。 ビルトインコマンド、外部コマンド、システムコール、C言語のライブラリ関数、設定ファイルなど、あらゆるもののマニュアルが格納されています。わからないことがあったら、まずmanコマンドで調べるのがLinuxの鉄則です。 基本構文 1 man [セクション番号] コマンド名 セクション番号を省略した場合は、最初にマッチしたセクションが表示されます。 マニュアルセクション一覧 セクション 説明 1 実行可能プログラムやシェルコマンド 2 システムコール 3 C言語ライブラリ関数 4 特別なファイル(/dev/)など 5 ファイルフォーマットと設定ファイル 6 ゲームなど 7 マクロパッケージとメモ 8 システム管理コマンド(rootユーザー向け) 主なオプション オプション 説明 -k キーワード検索(全マニュアルから検索) -K ファイル内容から全文検索 -w マニュアルファイルのパスを表示 -f whatisと同じ(簡潔な説明表示) -a 全セクションのマニュアルを表示 -N 最新のマニュアルのみ表示 -M マニュアルディレクトリを指定 使用例 例1: コマンドのマニュアルを表示 1 man ls 実行結果: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 LS(1) User Commands LS(1) NAME ls - list directory contents SYNOPSIS ls [OPTION]... [FILE]... DESCRIPTION List information about the FILEs (the current directory by default). Sort entries alphabetically if none of -cftuvSUX nor --sort is specified. ... lsコマンドのマニュアルが表示されます。スペースキーで次ページへ、qキーで終了します。 ...

2026年1月3日 · 3 分 · 555 文字 · 須藤権限

basename

はじめに こんにちは!今回はbasenameコマンドについて解説します。 basenameはファイルパスからファイル名だけを抽出するコマンドです。フルパスが与えられたときに、最後のファイル名部分だけが欲しい時に超便利ですね。 スクリプトを書く時に頻繁に出てくるコマンドなので、これを機にマスターしちゃいましょう! basenameコマンドとは basenameは、フルパスやファイルパスからファイル名の部分だけを取り出す外部コマンドです。 例えば、/home/user/documents/file.txtというパスが与えられたとき、basenameはfile.txtだけを抽出します。シェルスクリプトの中で、ディレクトリパスに関係なくファイル名だけを処理したい時に重宝するコマンドです。 基本構文 1 basename パス [サフィックス] パスはファイルのパス、サフィックス(省略可)は除外したい拡張子です。 主なオプション オプション 説明 -a 複数のパス引数をすべて処理(GNU拡張) -s サフィックスを指定(GNU拡張) -z 出力をNUL文字で区切る(GNU拡張) 使用例 例1: 基本的なパスからファイル名を抽出 1 basename /home/user/documents/file.txt 実行結果: 1 file.txt フルパスからfile.txtというファイル名だけを取り出します。これが基本的な使い方です。 例2: 拡張子を除外する 1 basename /home/user/documents/file.txt .txt 実行結果: 1 file 第2引数に.txtを指定することで、拡張子を除外してfileだけを取り出します。 例3: シンプルなファイル名を処理 1 basename document.pdf 実行結果: 1 document.pdf 既にファイル名だけが与えられた場合は、そのまま返します。 例4: ディレクトリパスも処理 1 basename /var/log/system.log 実行結果: 1 system.log どんなディレクトリ階層からでも、ファイル名だけを取り出します。 例5: サフィックス指定で拡張子削除 1 basename /etc/config/app.conf .conf 実行結果: ...

2026年1月3日 · 2 分 · 246 文字 · 須藤権限

dirname

はじめに こんにちは!今回はdirnameコマンドについて解説します。 dirnameはファイルパスからディレクトリパス部分だけを抽出するコマンドです。先ほど解説したbasenameの逆バージョンって感じですね。 シェルスクリプトでパスを処理する時に、basenameとセットで超よく使われるコマンドです! dirnameコマンドとは dirnameは、フルパスやファイルパスからディレクトリパスの部分だけを取り出す外部コマンドです。 例えば、/home/user/documents/file.txtというパスが与えられたとき、dirnameは/home/user/documentsだけを抽出します。ファイルのディレクトリパスだけが必要な場合に重宝するコマンドです。 基本構文 1 dirname パス パスはファイルやディレクトリのパスです。 主なオプション オプション 説明 -z 出力をNUL文字で区切る(GNU拡張) 使用例 例1: 基本的なパスからディレクトリを抽出 1 dirname /home/user/documents/file.txt 実行結果: 1 /home/user/documents フルパスから/home/user/documentsというディレクトリパスだけを取り出します。これが基本的な使い方です。 例2: 相対パスでの利用 1 dirname ./documents/file.txt 実行結果: 1 ./documents 相対パスでも同じようにディレクトリパスだけを抽出できます。 例3: ファイル名だけが与えられた場合 1 dirname file.txt 実行結果: 1 . ディレクトリ情報がない場合は、カレントディレクトリを意味する.を返します。 例4: ルートディレクトリの場合 1 dirname /etc/passwd 実行結果: 1 /etc ルートに近いパスでも正しくディレクトリを抽出します。 例5: スラッシュで終わるパス 1 dirname /home/user/documents/ 実行結果: ...

2026年1月3日 · 2 分 · 252 文字 · 須藤権限

Head - ファイルの先頭行を表示する

はじめに こんにちは!今回はheadコマンドについて解説します。 headはファイルの先頭行を表示するコマンドです。ログファイルの最初の内容を確認したり、大きなファイルの構造を把握したり、毎日使う超基本的なコマンドですね。 「ファイルの最初だけ見る」って感じです。tailと対になるコマンドで、どちらもよく使います。 headコマンドとは headは、ファイルの先頭の行を表示する外部コマンドです。デフォルトでは最初の10行を表示します。 大きなファイル(ログファイルやデータファイル)の中身を確認する時に便利。全部読み込む必要がなく、サッと先頭だけ見られます。複数ファイルにも対応しており、それぞれのファイル名とともに内容が表示されます。 基本構文 1 head [オプション] ファイル名 ファイルの先頭行を表示します。デフォルトでは最初の10行が表示されます。 主なオプション オプション 説明 -n NUM 最初のNUM行を表示(デフォルト: 10) -n +NUM NUM行目以降を全て表示 -c NUM 最初のNUMバイトを表示 -q ファイル名ヘッダを表示しない(quiet) -v 常にファイル名ヘッダを表示(verbose) 使用例 例1: 基本的な使い方(先頭10行) 1 head /etc/passwd 実行結果: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 root:x:0:0:root:/root:/bin/bash daemon:x:1:1:daemon:/usr/sbin:/usr/sbin/nologin bin:x:2:2:bin:/bin:/usr/sbin/nologin sys:x:3:3:sys:/sys:/usr/sbin/nologin sync:x:4:65534:sync:/bin:/bin/sync games:x:5:60:games:/usr/games:/usr/sbin/nologin man:x:6:12:man:/usr/share/man:/usr/sbin/nologin lp:x:7:4:lp:/var/spool/lpd:/usr/sbin/nologin mail:x:8:8:mail:/var/mail:/usr/sbin/nologin news:x:9:9:news:/var/spool/news:/usr/sbin/nologin デフォルトで最初の10行を表示します。 例2: 指定した行数を表示 1 head -n 5 /etc/passwd 実行結果: ...

2026年1月3日 · 3 分 · 509 文字 · 須藤権限