tar - ファイル・ディレクトリをアーカイブ化する

はじめに こんにちは!今回はtarコマンドについて解説します。 tarはファイルやディレクトリを1つのアーカイブファイルに圧縮・展開するコマンドです。“tape archive"の略ですね。 バックアップ、ファイル配布、サーバー間でのファイル転送など、実務ではめっちゃよく使うコマンドです。圧縮形式の選択肢も多いので、使い方をしっかり理解しておくと役立ちますよ。 tarコマンドとは tarは、複数のファイルやディレクトリを1つのアーカイブファイルにまとめる外部コマンドです。 単なるアーカイブ化だけでなく、gzipやbzip2などの圧縮ツールと組み合わせることで、圧縮アーカイブを作成できます。Linuxサーバーのバックアップやソフトウェアの配布に欠かせないコマンドです。 主な使い方: ファイルのバックアップ ディレクトリ全体の圧縮・転送 アーカイブの展開・復元 基本構文 1 tar [オプション] ファイル/ディレクトリ 主な操作モード: c:アーカイブを作成(create) x:アーカイブを展開(extract) t:アーカイブの内容を表示(list) 主なオプション オプション 説明 -c アーカイブを作成 -x アーカイブを展開 -t アーカイブの内容を表示 -f ファイル名を指定(ほぼ必須) -v 詳細表示(処理中のファイル表示) -z gzip圧縮を使用(.tar.gz) -j bzip2圧縮を使用(.tar.bz2) -J xz圧縮を使用(.tar.xz) -p 属性(権限・タイムスタンプ)を保持 -C 展開先ディレクトリを指定 圧縮形式の比較 形式 オプション 圧縮率 速度 用途 tar(無圧縮) (なし) 低 最速 単なるアーカイブ化 tar.gz -z 中 速い 汎用的、最も一般的 tar.bz2 -j 高 遅い 高圧縮率が必要な場合 tar.xz -J 最高 最遅 最高圧縮率が必要な場合 使用例 例1: 単純なアーカイブを作成する(圧縮なし) 1 tar -cf archive.tar myproject/ 実行結果: ...

2026年1月3日 · 3 分 · 447 文字 · 須藤権限

chown - ファイルの所有者・グループを変更する

はじめに こんにちは!今回はchownコマンドについて解説します。 chownはファイルやディレクトリの所有者(owner)とグループを変更するコマンドです。“change owner"の略ですね。 ファイルの所有者が違うために編集できなかったり、特定のグループに属さないとアクセスできないファイルがあったりしますが、そんな時にchownが活躍します。サーバー運用やシステム管理では必ず出てくるコマンドですよ。 chownコマンドとは chownは、ファイルやディレクトリの所有者およびグループを変更する外部コマンドです。 Linuxではすべてのファイルに所有者とグループが設定されており、アクセス権限や操作権限がこれに基づいて制御されます。ファイルをコピーしたり、別のユーザーから受け取ったりすると、所有者が異なることがあります。そういった時にchownで所有者を変更するわけですね。 chmod(権限変更)と一緒に覚えておくと、ファイルアクセスの全体像が見えてきます。 基本構文 1 chown [オプション] 所有者[:グループ] ファイル/ディレクトリ 所有者の指定方法: 所有者のみ変更:chown newowner file.txt 所有者とグループ:chown newowner:newgroup file.txt グループのみ変更:chown :newgroup file.txt 主なオプション オプション 説明 -R ディレクトリと中身を再帰的に変更 -v 詳細表示(変更内容を表示) -c 変更があった場合のみ表示 -f エラーを無視(force) --reference=FILE 別のファイルの所有者・グループを参考にして設定 ユーザーIDとグループID Linuxでは内部的にユーザーとグループが数値IDで管理されています: 1 2 3 4 5 6 7 8 # 所有者をUID 1000に変更 chown 1000 file.txt # グループをGID 1001に変更 chown :1001 file.txt # ユーザー名の場合(自動的にUIDに変換される) chown alice file.txt 通常はユーザー名・グループ名で指定するほうが分かりやすいです。 使用例 例1: ファイルの所有者を変更する 1 chown alice file.txt 実行結果: ...

2026年1月3日 · 2 分 · 407 文字 · 須藤権限

sortコマンド

はじめに こんにちは!今回はsortコマンドについて解説します。 sortは、テキストファイルの行を並べ替えるコマンドです。アルファベット順、数値順、逆順など、様々な並べ替えができます。データ整理に欠かせないコマンドです。 sortコマンドとは sortは、テキストの各行をソート(並べ替え)するコマンドです。 デフォルトでは辞書順(アルファベット順)にソートしますが、数値として扱ったり、特定の列でソートしたり、重複を削除したりもできます。ログ解析やデータ処理で超よく使います。 基本構文 1 sort [オプション] [ファイル...] 主なオプション オプション 説明 -r 逆順(降順)にソート -n 数値としてソート -h 人間が読みやすいサイズ単位でソート(K, M, Gなど) -k フィールド 指定した列(フィールド)でソート -t 区切り文字 フィールドの区切り文字を指定 -u 重複行を削除(uniqと同じ) -f 大文字小文字を区別しない -b 先頭の空白を無視 -o ファイル 結果をファイルに出力 -c ソート済みかチェック -M 月名でソート(Jan, Feb…) 使用例 例1: 基本的なソート 1 2 3 4 5 6 # names.txt の内容 # Charlie # Alice # Bob sort names.txt 実行結果: 1 2 3 Alice Bob Charlie アルファベット順(昇順)にソートされます。 ...

2026年1月2日 · 4 分 · 713 文字 · 須藤権限

chmod - ファイルの権限を変更する

はじめに こんにちは!今回はchmodコマンドについて解説します。 chmodはファイルやディレクトリのアクセス権限(パーミッション)を変更するコマンドです。「読む」「書く」「実行する」の権限を、所有者・グループ・その他のユーザーに対して設定します。 セキュリティの基本となるコマンドで、Linuxを使う上では絶対に押さえておきたいですね。権限設定がないと、大事なファイルが誰からでも見られてしまったり、修正されてしまったりするので要注意です。 chmodコマンドとは chmodは、ファイルやディレクトリのアクセス権限を変更する外部コマンドです。“change mode"の略ですね。 Linuxではすべてのファイルに権限が設定されており、誰がそのファイルに対して「読む・書く・実行する」ができるかが決まっています。この権限を変更したい時にchmodを使います。 権限の設定方法は2つあります: 数字モード(オクタル記法):chmod 755 file.txt のように数字で指定 シンボルモード:chmod u+x file.txt のように文字で指定 基本構文 1 chmod [オプション] モード ファイル/ディレクトリ モードの指定方法: 数字モード:chmod 755 file.txt(推奨) シンボルモード:chmod u+rwx file.txt 主なオプション オプション 説明 -R ディレクトリと中身を再帰的に変更 -v 詳細表示(変更内容を表示) -c 変更があった場合のみ表示 --reference=FILE 別のファイルの権限を参考にして設定 数字モード(オクタル記法)の理解 権限は3桁の数字で表します: 1 2 3 4 5 chmod 755 file.txt ↑↑↑ │└─ その他のユーザーの権限 └── グループの権限 所有者の権限 各桁の説明: 1番目(所有者):ファイルの所有者 2番目(グループ):ファイルが属するグループ 3番目(その他):その他すべてのユーザー 各権限の数値: 4(r):読む(read) 2(w):書く(write) 1(x):実行する(execute) 組み合わせ例: ...

2026年1月2日 · 2 分 · 406 文字 · 須藤権限