apt コマンド

はじめに こんにちは!今回はaptコマンドについて解説します。 aptはDebianやUbuntuなどのLinuxディストリビューションで、ソフトウェアパッケージを管理するコマンドです。アプリケーションのインストール、アップデート、削除など、日々必ず使うコマンドですね。 パッケージ管理が簡単になると、システム管理がずっと楽になります。 apt コマンドとは aptは、Advanced Packaging Tool の略で、Debian系Linuxのパッケージ管理の中心となる外部コマンドです。 apt-getやapt-cacheなど、複数のコマンドの機能を統合した使いやすいインターフェースを提供します。ソフトウェアのインストール、アップデート、依存関係の管理を自動的に行ってくれるんです。 基本構文 1 apt [オプション] サブコマンド [パッケージ名] 主なサブコマンドはinstall、update、upgrade、removeなどです。 主なオプション オプション 説明 update パッケージリストを更新 upgrade インストール済みパッケージをアップグレード install 指定パッケージをインストール remove 指定パッケージを削除 autoremove 不要な依存パッケージを削除 search パッケージを検索 show パッケージ情報を表示 -y, --yes 質問に対して常に「yes」と答える -s, --simulate 実行内容をシミュレーション 使用例 例1: パッケージリストの更新 1 sudo apt update 実行結果: 1 2 3 4 Reading package lists... Done Building dependency tree... Done Get:1 http://archive.ubuntu.com/ubuntu focal InRelease [265 kB] Get:2 http://archive.ubuntu.com/ubuntu focal-updates InRelease [114 kB] パッケージリストを最新に更新します。新しいパッケージをインストールする前に必ず実行しましょう。 例2: インストール済みパッケージのアップグレード 1 sudo apt upgrade 実行結果: ...

2026年1月3日 · 3 分 · 446 文字 · 須藤権限

apt-cache コマンド

はじめに こんにちは!今回はapt-cacheコマンドについて解説します。 apt-cacheはパッケージに関する情報を検索・表示するコマンドです。aptの補完的な役割で、パッケージの詳細情報を調べる時に欠かせないコマンドですね。 パッケージの依存関係やバージョン情報を知りたい時に活躍します。 apt-cache コマンドとは apt-cacheは、APTのパッケージキャッシュを検索・表示するための外部コマンドです。 aptがパッケージのインストール・削除を担当するのに対して、apt-cacheはパッケージ情報の検索に特化しています。バージョン確認、依存関係の確認、パッケージの詳細情報取得などが得意なんです。 基本構文 1 apt-cache [オプション] サブコマンド [パッケージ名] 主なサブコマンドはsearch、show、depends、rdependsなどです。 主なオプション オプション 説明 search パッケージを検索 show パッケージの詳細情報を表示 depends パッケージの依存関係を表示 rdepends パッケージに依存するパッケージを表示 policy バージョンポリシーを表示 stats キャッシュ統計を表示 -n, --names-only パッケージ名のみで検索 使用例 例1: パッケージを検索 1 apt-cache search git 実行結果: 1 2 3 4 git - fast, scalable, distributed revision control system git-all - fast, scalable, distributed revision control system (all subcommands) git-core - fast, scalable, distributed revision control system (obsolete) git-doc - fast, scalable, distributed revision control system (documentation) 「git」を含むパッケージを検索します。説明文も一緒に表示されます。 ...

2026年1月3日 · 2 分 · 415 文字 · 須藤権限

adduser コマンド

はじめに こんにちは!今回はadduserコマンドについて解説します。 adduserは新しいユーザーアカウントを対話的に作成するコマンドです。サーバー管理やマルチユーザーシステムでユーザーを追加したい時に使う、管理者向けのコマンドですね。 useraddより優しい対話的インターフェース。初心者向けです。 adduserコマンドとは adduserは、システムに新しいユーザーアカウントを作成する外部コマンドです。 useraddのラッパーコマンドで、より使いやすい対話的なインターフェースを提供します。ホームディレクトリの自動作成、初期ファイルのコピー、対話的なプロンプトなど、便利な機能が組み込まれています。Debianベースのシステムで標準的に使われます。 基本構文 1 adduser [オプション] username username: 作成するユーザー名 主なオプション オプション 説明 --home dir ホームディレクトリを指定 --shell shell ログインシェルを指定 --ingroup group プライマリグループを指定 --disabled-password パスワードなしで作成 --disabled-login ログイン無効で作成 --gecos comment 実名などのコメント --help ヘルプを表示 使用例 例1: 基本的なユーザー作成 1 sudo adduser john 実行結果: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 Adding user `john' ... Adding new group `john' (1001) ... Adding new user `john' (1001) with group `john' ... Creating home directory `/home/john' ... Copying files from `/etc/skel' ... New password: Retype new password: passwd: password updated successfully Changing the user information for john Enter the new value, or press ENTER for the default Full Name []: John Smith Room Number []: Work Phone []: Home Phone []: Other []: Is the information correct? [Y/n] y 対話的にユーザー情報を入力していきます。 ...

2026年1月3日 · 3 分 · 537 文字 · 須藤権限

addpart コマンド

はじめに こんにちは!今回はaddpartコマンドについて解説します。 addpartはディスク上に新しいパーティションを追加するコマンドです。既存のディスクに新しいパーティションを作成したい時に使う、やや上級者向けのコマンドですね。 ディスク管理ツールの中でも、ちょっとニッチだけど知ってると便利なコマンドです。 addpartコマンドとは addpartは、ブロックデバイス(ディスク)上に新しいパーティションを追加する外部コマンドです。 既存のディスクにパーティションを動的に追加できます。ディスク管理ツールの一種で、fdiskやpartedよりもシンプルな操作が可能です。パーティションテーブルに直接新しいエントリを追加し、カーネルに新しいパーティションを認識させます。 基本構文 1 addpart device partition_number start end device: ディスク装置(例:/dev/sda) partition_number: パーティション番号(例:3) start: 開始セクタ番号 end: 終了セクタ番号 主なオプション addpartはオプションが少なく、シンプルな構文です。 オプション 説明 --help ヘルプを表示 --version バージョン情報を表示 使用例 例1: 基本的なパーティション追加 1 sudo addpart /dev/sda 3 1048576 2097151 実行結果: 1 (成功時は何も表示されない) /dev/sdaに3番目のパーティションを追加します。セクタ1048576から2097151までの範囲です。 例2: バージョン情報を確認 1 addpart --version 実行結果: 1 addpart from util-linux 2.37.2 addpartのバージョンを確認します。 例3: ヘルプの表示 1 addpart --help 実行結果: 1 2 3 4 Usage: addpart <device> <partition number> <start> <end> Add a partition to a block device. addpartの使い方を確認できます。 ...

2026年1月3日 · 3 分 · 436 文字 · 須藤権限

stringsコマンド

はじめに こんにちは!今回はstringsコマンドについて解説します。 stringsは、バイナリファイルから印字可能な文字列を抽出するコマンドです。実行ファイルやライブラリファイルに埋め込まれた文字列を確認できます。 セキュリティ調査やプログラム分析で、めっちゃ活躍しますよ。 stringsコマンドとは stringsは、ファイル内にある人間が読める文字列(ASCII文字)を抽出して表示する外部コマンドです。 主な機能: 文字列抽出 - バイナリファイルから読める文字を抽出 最小長指定 - 最小の長さを指定可能 オフセット表示 - ファイル内の位置を表示 複数フォーマット - 異なるエンコーディングに対応 セキュリティ調査 - マルウェアやプログラムの分析 バイナリファイルの内容を簡単に確認できます。 基本構文 1 strings [オプション] ファイル 標準入力からも読み込み可能。 主なオプション オプション 説明 -n 最小長 指定長以上の文字列のみ表示(デフォルト4) -t 形式 オフセット表示形式(o=8進数、x=16進数、d=10進数) -a すべてのセクションをスキャン -e エンコーディング エンコーディング指定(s=ASCII、S=Unicode等) -f ファイル ファイルリストから読み込む - オフセットを表示しない 使用例 例1: 基本的なファイルスキャン 1 strings /bin/ls | head -20 実行結果: 1 2 3 4 5 6 7 8 /lib64/ld-linux-x86-64.so.2 __cxa_finalize libc.so.6 strrchr abort __libc_start_main __gmon_start__ ... 実行ファイルから見つかった文字列を表示。 ...

2026年1月3日 · 2 分 · 363 文字 · 須藤権限

odコマンド

はじめに こんにちは!今回はodコマンドについて解説します。 odは、ファイルやテキストの内容を8進数(octal dump)や16進数、ASCII文字などで表示するコマンドです。バイナリファイルの内容を確認する時に活躍します。 デバッグやファイルの詳細な確認が必要な時に、めっちゃ便利ですよ。 odコマンドとは odは、ファイルの内容をさまざまなフォーマットでダンプ(表示)する外部コマンドです。 主な機能: フォーマット指定 - 8進数、16進数、10進数、ASCII文字など バイナリ表示 - テキストファイル以外も表示可能 オフセット表示 - ファイル内の位置を一緒に表示 複数フォーマット - 複数の形式を同時表示可能 バイト単位制御 - 特定範囲のみ表示 バイナリファイルの内容を詳細に確認できます。 基本構文 1 od [オプション] ファイル 標準入力からも読み込み可能。 主なオプション オプション 説明 -t 形式 出力フォーマット指定(x=16進数、o=8進数、d=10進数、cなど) -A 形式 アドレス表示形式(x=16進数、o=8進数、d=10進数) -N バイト数 最初のN バイトのみ表示 -j オフセット 開始位置をオフセット指定 -v 同じ行の繰り返しも表示 -c ASCII文字表示(昔のフォーマット) -x 16進数表示(昔のフォーマット) 使用例 例1: 基本的なファイル表示(8進数) 1 2 echo "hello" > test.txt od test.txt 実行結果: 1 2 0000000 150 145 154 154 157 012 0000006 デフォルトは8進数。各バイトが8進数で表示されます。 ...

2026年1月3日 · 3 分 · 453 文字 · 須藤権限

exprコマンド

はじめに こんにちは!今回はexprコマンドについて解説します。 exprは、数学式や文字列操作の式を評価するコマンドです。シェルスクリプトで計算や文字列操作をする時に活躍します。 古いスクリプトによく出てくるコマンドですね。 exprコマンドとは exprは、数式や文字列操作を評価して結果を返す外部コマンドです。 主な機能: 数値計算 - 足し算、引き算、掛け算、割り算 比較演算 - 大小比較、等号比較 文字列操作 - 文字列の抽出、置換、長さの取得 正規表現マッチ - パターンマッチングと抽出 論理演算 - AND、OR、NOT スクリプトで値を計算したり、文字列を処理したりするのに便利です。 基本構文 1 expr 式 複数の項や演算子を空白で区切ります。 主なオプション 演算子 説明 例 + 足し算 expr 10 + 5 - 引き算 expr 10 - 3 * 掛け算 expr 10 '*' 5 / 割り算 expr 20 / 4 % 余り expr 20 % 3 = 等号 expr 10 = 10 != 不等号 expr 10 != 5 < より小さい expr 5 < 10 <= 以下 expr 5 '<=' 10 > より大きい expr 10 '>' 5 >= 以上 expr 10 '>=' 5 使用例 例1: 簡単な足し算 1 expr 10 + 5 実行結果: ...

2026年1月3日 · 2 分 · 421 文字 · 須藤権限

bcコマンド

はじめに こんにちは!今回はbcコマンドについて解説します。 bcは、任意精度の計算(big number 計算)ができるコマンドです。シェルの組み込み計算では対応できない、小数点が多い計算や高精度が必要な計算に活躍します。 数値計算が必要な時には、めっちゃ便利ですよ。 bcコマンドとは bcは、任意精度の言語による計算と処理を行う外部コマンドです。 主な特徴: 高精度計算 - 小数点以下の桁数を自由に設定 大きな数値対応 - シェルの計算限界を超える 関数サポート - sin、cos、sqrt(平方根)など ループ・条件判定 - 簡単なプログラミング可能 進数変換 - 2進数、16進数などの変換 電卓よりはるかに高機能で、複雑な計算を簡単に実行できます。 基本構文 1 echo "計算式" | bc [オプション] または、対話モードで実行: 1 bc [オプション] 主なオプション オプション 説明 -l 数学ライブラリを読み込む(sinなど) -w 警告を表示 -q 起動メッセージを表示しない -v バージョンを表示 使用例 例1: 基本的な計算 1 echo "2 + 3" | bc 実行結果: 1 5 シンプルな足し算。 例2: 小数計算 1 echo "10 / 3" | bc 実行結果: 1 3 デフォルトは整数計算。 ...

2026年1月3日 · 2 分 · 316 文字 · 須藤権限

realpathコマンド

はじめに こんにちは!今回はrealpathコマンドについて解説します。 realpathは、ファイルやディレクトリの絶対パスを取得するコマンドです。シンボリックリンクを解決したり、相対パスを絶対パスに変換したりできます。 パスの処理をする時には超便利ですよ。 realpathコマンドとは realpathは、ファイルパスの絶対パス(フルパス)を返す外部コマンドです。 主な機能: シンボリックリンク解決 - シンボリックリンクの実体を追跡 相対パス変換 - 相対パスを絶対パスに変換 パス正規化 - ../や./を解決 存在確認 - ファイルが存在するか確認 複数ファイル対応 - 複数ファイルのパスを一度に処理 スクリプトでパス処理する時にはほぼ必須です。 基本構文 1 realpath [オプション] ファイル... ファイルの絶対パスを返します。 主なオプション オプション 説明 -e, --canonicalize-existing ファイルが存在することを確認 -L, --logical シンボリックリンクを解決しない -m, --canonicalize-missing ファイルが存在しなくても処理 -s, --strip 末尾のスラッシュを削除 -z, --zero NUL文字で区切る --relative-to=BASE BASEからの相対パスで出力 -q, --quiet エラー出力を抑制 使用例 例1: 基本的なパス取得 1 realpath myfile.txt 実行結果: 1 /home/user/myfile.txt 相対パスを絶対パスに変換します。 例2: シンボリックリンクを解決 1 2 ln -s /usr/bin mylink realpath mylink 実行結果: ...

2026年1月3日 · 2 分 · 368 文字 · 須藤権限

mktempコマンド

はじめに こんにちは!今回はmktempコマンドについて解説します。 mktempは、一時ファイルやディレクトリを安全に作成するコマンドです。ファイル名の衝突を避けたり、セキュリティリスクを回避したりできます。 シェルスクリプトで一時ファイルを使う時には、ほぼ必須のコマンドですよ。 mktempコマンドとは mktempは、予測不可能な名前の一時ファイルまたはディレクトリを作成する外部コマンドです。 主な特徴: ユニークな名前生成 - 衝突しない名前を自動生成 セキュリティ - 予測不可能な名前により、セキュリティ脆弱性を回避 ファイル/ディレクトリ対応 - 両方作成可能 テンプレート指定 - 名前パターンをカスタマイズ可能 自動削除オプション - スクリプト終了時に自動削除可能 /tmp下に安全な一時ファイルを作成できます。 基本構文 1 mktemp [オプション] [テンプレート] テンプレートにXXXXXXを含めると、そこにランダム文字が入ります。 主なオプション オプション 説明 -d ファイルではなくディレクトリを作成 -p ディレクトリ 指定したディレクトリに作成 -t テンプレートの最後にXXXXXXを自動追加 -u ファイルを作成しない(名前だけ返す) --suffix=末尾 ファイル名の末尾に文字列を追加 --dry-run 実際には作成せず、名前を表示 --tmpdir=ディレクトリ 作成先ディレクトリ指定 使用例 例1: 一時ファイルを作成 1 2 3 4 temp_file=$(mktemp) echo $temp_file cat $temp_file rm $temp_file 実行結果: 1 /tmp/tmp.XXXXXXXXXX ランダムな名前の一時ファイルを作成します。 例2: 一時ディレクトリを作成 1 2 3 4 temp_dir=$(mktemp -d) echo $temp_dir ls -la $temp_dir rmdir $temp_dir 実行結果: ...

2026年1月3日 · 3 分 · 430 文字 · 須藤権限