はじめに
こんにちは!今回はapt-cacheコマンドについて解説します。
apt-cacheはパッケージに関する情報を検索・表示するコマンドです。aptの補完的な役割で、パッケージの詳細情報を調べる時に欠かせないコマンドですね。
パッケージの依存関係やバージョン情報を知りたい時に活躍します。
apt-cache コマンドとは
apt-cacheは、APTのパッケージキャッシュを検索・表示するための外部コマンドです。
aptがパッケージのインストール・削除を担当するのに対して、apt-cacheはパッケージ情報の検索に特化しています。バージョン確認、依存関係の確認、パッケージの詳細情報取得などが得意なんです。
基本構文
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主なサブコマンドはsearch、show、depends、rdependsなどです。
主なオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
search |
パッケージを検索 |
show |
パッケージの詳細情報を表示 |
depends |
パッケージの依存関係を表示 |
rdepends |
パッケージに依存するパッケージを表示 |
policy |
バージョンポリシーを表示 |
stats |
キャッシュ統計を表示 |
-n, --names-only |
パッケージ名のみで検索 |
使用例
例1: パッケージを検索
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実行結果:
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「git」を含むパッケージを検索します。説明文も一緒に表示されます。
例2: パッケージ名のみで検索
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実行結果:
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パッケージ名だけに限定して検索します。結果がフィルタリングされて見やすくなります。
例3: パッケージの詳細情報を表示
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実行結果:
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gitパッケージの詳細情報が表示されます。バージョン、依存関係、説明などが一目でわかります。
例4: パッケージの依存関係を表示
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実行結果:
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gitが依存している他のパッケージが表示されます。Dependsは必須、Recommendsは推奨です。
例5: パッケージに依存するパッケージを表示
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実行結果:
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perlに依存する(逆依存)パッケージが表示されます。
例6: バージョンポリシーを表示
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実行結果:
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インストール済みバージョン、更新可能なバージョン、利用可能なリポジトリが表示されます。
例7: キャッシュ統計を表示
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実行結果:
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パッケージキャッシュの統計情報が表示されます。
例8: 複数のパッケージを確認
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実行結果:
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複数のパッケージ情報を一度に表示できます。
Tips・注意点
sudo が不要
apt-cacheは読み込み専用の操作なので、sudoは不要です。一般ユーザーでも実行できます。
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apt と apt-cache の使い分け
apt install: パッケージをインストールapt-cache search: パッケージを検索して情報を確認
インストール前にapt-cacheで情報を確認する流れが基本です。
grep と組み合わせる
検索結果をさらにフィルタリングできます:
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実践的な使い方
パッケージのバージョン確認
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更新可能かどうか、どのバージョンがあるか確認してからインストールを判断できます。
依存関係の確認
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何をインストールすると他に何が必要になるか事前に確認できます。
パッケージ検索とリスト化
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検索結果をファイルに保存して、後で参照できます。
まとめ
apt-cacheコマンドのポイント:
- パッケージ情報の検索・表示に特化
- search: パッケージを検索
- show: 詳細情報を表示
- depends: 依存関係を確認
- rdepends: 逆依存関係を確認
- policy: バージョン情報を表示
- sudo不要で一般ユーザーでも実行可能
- よく使う組み合わせ:
apt-cache search→apt-cache show→sudo apt install
パッケージをインストールする前に、apt-cacheで十分に調べてから実行するのが安全な運用ですよ。