はじめに
こんにちは!今回はapt-cdromコマンドについて解説します。
apt-cdromはCDやDVDをAPTのパッケージリポジトリとして登録するコマンドです。インターネット接続がない環境や、古いシステムでパッケージをインストールする際に活躍する、やや高度なコマンドですね。
オフライン環境でのシステム運用に欠かせません。
apt-cdrom コマンドとは
apt-cdromは、CD-ROMやDVDメディアをAPTパッケージマネージャーに登録するための外部コマンドです。
インターネットアクセスなしにパッケージをインストール・更新できるように、ローカルメディアをリポジトリとして認識させます。古いシステムや組込み環境での運用に向いてるんです。
基本構文
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主なサブコマンドはadd、identなどです。
主なオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
add |
CDROMをリポジトリに追加 |
ident |
CDROM内容を確認 |
-d, --cdrom |
CDROM デバイスパスを指定 |
-m, --mount |
マウントポイントを指定 |
--no-mount |
マウント処理をスキップ |
--rename |
CDROMの名前を変更 |
使用例
例1: CD-ROMをマウント
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実行結果:
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CD-ROMをマウントします。これはapt-cdromを実行する前に必要です。
例2: CD-ROMの内容を確認
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実行結果:
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CD-ROMの識別情報を確認できます。
例3: CD-ROMをリポジトリとして追加
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実行結果:
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CD-ROMの内容をAPTのリポジトリリストに追加します。
例4: デフォルトデバイスで追加
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実行結果:
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/dev/cdromをデフォルトデバイスとして使用します。
例5: CD-ROMをアンマウント
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実行結果:
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作業完了後、CD-ROMをアンマウントします。
例6: リポジトリリスト確認
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実行結果:
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追加されたCD-ROMのリポジトリが表示されます。
例7: パッケージリストを更新
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実行結果:
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CD-ROMを含めてパッケージリストを更新します。
例8: CD-ROMから直接パッケージをインストール
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実行結果:
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CD-ROMに含まれるパッケージをインストールできます。
Tips・注意点
CD-ROMのマウント
apt-cdromを実行する前に、必ずCD-ROMをマウントしてください:
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マウントポイントの確認
異なるマウントポイントを使う場合は-mオプションで指定:
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複数のCD-ROMの追加
複数のディスクがある場合は、それぞれapt-cdrom addを実行:
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実践的な使い方
オフライン環境でのシステム構築
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インターネットがない環境でも開発ツールをインストールできます。
インストールメディアからのインストール
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公式のインストールメディアを活用してパッケージ管理を拡張します。
オフラインバックアップとしてのCD-ROM運用
複数のCD-ROMをリポジトリとして登録することで、必要なパッケージをローカルで管理できます。
まとめ
apt-cdromコマンドのポイント:
- CD-ROM/DVDをAPTリポジトリとして登録
- add: メディアをリポジトリに追加
- ident: メディアの識別情報を表示
- オフライン環境でのパッケージ管理に最適
- インターネット接続なしでシステム構築可能
- よく使う組み合わせ:
sudo mount→sudo apt-cdrom add→sudo apt update
オフライン環境やレトロなシステムの運用が必要な場合、apt-cdromが大活躍します。懐かしいメディア運用もスムーズにできますよ。