はじめに

こんにちは!今回はlessコマンドについて解説します。

lessはテキストファイルを1ページずつ表示するコマンドです。ログファイルの確認、設定ファイルの閲覧、長いテキストの読み込みなど、毎日使う超基本的なコマンド。

catより便利」って感じですね。ファイルが大きくても、サクサク閲覧できます。


lessコマンドとは

lessは、テキストファイルをページング表示する外部コマンドです。ファイル全体をメモリに読み込まず、必要な部分だけを表示するため、大きなファイルでも軽快に動作します。

moreの改良版で、より多くの機能を提供。検索、ジャンプ、複数ファイルの閲覧など、ファイル確認時の最強の味方ですね。


基本構文

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less [オプション] ファイル名

標準入力からのデータも受け取れます。


主なオプション

オプション 説明
-N 行番号を表示
-S 長い行を切り詰め
-i 検索で大文字・小文字を区別しない
-x NUM タブを NUM スペースで表示
+NUM NUM行目から表示開始
+/パターン パターンが見つかった行から表示

使用例

例1: ファイルを表示

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less /etc/passwd

実行結果:

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(ファイル内容が1ページずつ表示される)

ファイルを表示してスペースキーで次ページへ。

例2: 行番号付きで表示

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less -N /var/log/syslog

実行結果:

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      1 Jan 3 10:00:00 ubuntu kernel: ...
      2 Jan 3 10:00:01 ubuntu kernel: ...

行番号があると便利ですね。

例3: 検索機能

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less /etc/services
# 入力後に /http と入力

実行結果:

1
httpが含まれる行がハイライトされる

スラッシュで検索開始。nで次の結果へ。

例4: 複数ファイルを連続表示

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less file1.txt file2.txt file3.txt

実行結果:

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ファイルが順番に表示される

複数ファイルを連続して閲覧。

例5: 最後から表示

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less +G /var/log/auth.log

実行結果:

1
ファイルの最後がスクロールして表示される

Gキーでファイル末尾へジャンプ。

例6: 特定の行から表示

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less +100 largefile.txt

実行結果:

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100行目からファイルが表示される

特定行からの表示を開始。

例7: 標準入力から入力

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cat logfile.txt | less

実行結果:

1
(catの出力がlessで表示される)

パイプで別のコマンド出力をlessで表示。

例8: タブを見やすく表示

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less -x 4 config.txt

実行結果:

1
タブが4スペースで表示される

タブ幅を指定してインデント表示。

例9: 大文字・小文字を区別しないで検索

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less -i /etc/hosts
# その後 /localhost と入力

実行結果:

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localhostが大文字小文字問わず検索される

ケースインセンシティブ検索。

例10: 長い行を切り詰めて表示

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less -S logfile.txt

実行結果:

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長い行が画面の右端で切られる

横スクロールせずに表示。


Tips・注意点

lessのキーバインド

  • スペース: 次ページ
  • b: 前ページ
  • g: ファイルの最初へ
  • G: ファイルの最後へ
  • /pattern: 下方検索
  • ?pattern: 上方検索
  • n: 次の検索結果
  • N: 前の検索結果
  • q: 終了

大きなログファイルはlessで

ログファイルの確認にはcatより絶対lessが便利。

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less /var/log/syslog   # おすすめ
cat /var/log/syslog    # 画面が流れてしまう

lessはpagerとしても動作

多くのLinuxコマンドで標準のpager。

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man command  # lessで表示される
git log      # lessで表示される

ESC キーで行編集を中止

検索中に ESC キーで通常モードに戻ります。


実践的な使い方

ログファイルの監視と検索

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less -N /var/log/syslog
# /error で検索

エラーメッセージをハイライトして確認。

設定ファイルの確認

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less /etc/nginx/nginx.conf
# /upstream で検索

アップストリーム設定をすぐに見つけられます。

複数ファイルの差分確認

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less config.old config.new

ファイルを並べて確認できます。

パイプでコマンド出力を見やすく表示

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df -h | less -S
ps aux | less -N

コマンド出力が長い時はlessで見やすく表示。


まとめ

lessコマンドのポイント:

  • ページング表示 - 大きなファイルでも軽快に動作
  • -N: 行番号表示
  • -S: 長い行を切り詰め
  • -i: 大文字・小文字を区別しない検索
  • 検索機能: /で下方検索、?で上方検索
  • 複数ファイル対応: 複数ファイルを連続表示可能
  • よく使う組み合わせ: less, less -N, less -SN

ファイル確認の必須コマンド。使いこなすと、ログ調査やファイル確認が超効率的になりますよ!