はじめに
こんにちは!今回はlessコマンドについて解説します。
lessはテキストファイルを1ページずつ表示するコマンドです。ログファイルの確認、設定ファイルの閲覧、長いテキストの読み込みなど、毎日使う超基本的なコマンド。
「catより便利」って感じですね。ファイルが大きくても、サクサク閲覧できます。
lessコマンドとは
lessは、テキストファイルをページング表示する外部コマンドです。ファイル全体をメモリに読み込まず、必要な部分だけを表示するため、大きなファイルでも軽快に動作します。
moreの改良版で、より多くの機能を提供。検索、ジャンプ、複数ファイルの閲覧など、ファイル確認時の最強の味方ですね。
基本構文
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標準入力からのデータも受け取れます。
主なオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
-N |
行番号を表示 |
-S |
長い行を切り詰め |
-i |
検索で大文字・小文字を区別しない |
-x NUM |
タブを NUM スペースで表示 |
+NUM |
NUM行目から表示開始 |
+/パターン |
パターンが見つかった行から表示 |
使用例
例1: ファイルを表示
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実行結果:
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ファイルを表示してスペースキーで次ページへ。
例2: 行番号付きで表示
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実行結果:
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行番号があると便利ですね。
例3: 検索機能
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実行結果:
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スラッシュで検索開始。nで次の結果へ。
例4: 複数ファイルを連続表示
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実行結果:
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複数ファイルを連続して閲覧。
例5: 最後から表示
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実行結果:
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Gキーでファイル末尾へジャンプ。
例6: 特定の行から表示
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実行結果:
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特定行からの表示を開始。
例7: 標準入力から入力
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実行結果:
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パイプで別のコマンド出力をlessで表示。
例8: タブを見やすく表示
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実行結果:
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タブ幅を指定してインデント表示。
例9: 大文字・小文字を区別しないで検索
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実行結果:
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ケースインセンシティブ検索。
例10: 長い行を切り詰めて表示
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実行結果:
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横スクロールせずに表示。
Tips・注意点
lessのキーバインド
- スペース: 次ページ
- b: 前ページ
- g: ファイルの最初へ
- G: ファイルの最後へ
- /pattern: 下方検索
- ?pattern: 上方検索
- n: 次の検索結果
- N: 前の検索結果
- q: 終了
大きなログファイルはlessで
ログファイルの確認にはcatより絶対lessが便利。
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lessはpagerとしても動作
多くのLinuxコマンドで標準のpager。
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ESC キーで行編集を中止
検索中に ESC キーで通常モードに戻ります。
実践的な使い方
ログファイルの監視と検索
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エラーメッセージをハイライトして確認。
設定ファイルの確認
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アップストリーム設定をすぐに見つけられます。
複数ファイルの差分確認
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ファイルを並べて確認できます。
パイプでコマンド出力を見やすく表示
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コマンド出力が長い時はlessで見やすく表示。
まとめ
lessコマンドのポイント:
- ページング表示 - 大きなファイルでも軽快に動作
- -N: 行番号表示
- -S: 長い行を切り詰め
- -i: 大文字・小文字を区別しない検索
- 検索機能: /で下方検索、?で上方検索
- 複数ファイル対応: 複数ファイルを連続表示可能
- よく使う組み合わせ:
less,less -N,less -SN
ファイル確認の必須コマンド。使いこなすと、ログ調査やファイル確認が超効率的になりますよ!